Wordleは私の理想を詰め込んだプロダクト
今回はWordleについて書きます。
この文章の目標
特にありません。ただのお気持ち表明です。
Wordle
Wordleを簡単に説明すると、英単語を当てるゲームができるWebサービスです。
Josh Wardleさんによって開発され、先日ニューヨーク・タイムズに売却されました。
好きなところ
Wordleには、私がこういうプロダクトを作りたいなーと思っていた要素が詰まっています。1つずつ語っていきましょう。
シンプルである
1つ目は、シンプルであることです。誰でも分かりやすいゲームであり、Webページではそのゲームが遊べることと結果をシェアできることくらいしかできません。
バズるとたくさんのフィードバックに直面し、それらに応えようとする結果シンプルさを失うパターンがあるようですが、Wordleはシンプルさを保っています。
シェア機能も文字列がコピーされるだけ、そしてその内容もURLさえないスッキリしたもので大変美しいです。
可処分時間を奪わない
2つ目は、可処分時間を奪わないことです。1日1問のみ出題される形式のため、どれだけハマったとしてもWordleにかける時間はせいぜい1日15分くらいでしょう。
ユーザーの滞在時間を長くすることを常に追い求めているプロダクトは多くあり、それ自体はビジネス上必要であると理解しています。しかしそれによるネガティブな影響もあるため、ユーザーはそのプロダクトとうまく付き合う方法を見つけなければなりません。
Wordleは少ない時間で楽しさを提供する、ユーザーに優しいサービスです。
エンタメである
3つ目は、エンタメのサービスであることです。これはWordleのユニークな点ではなく私がエンタメのサービスを作りたい、というだけです。
Wordleはみんな同じクイズを解くため、そのクイズについて他の人たちと話す、というコミュニケーションを喚起する力もあります。
ゲーム自体で楽しむだけでなく、そこからのコミュニケーションも楽しんでね、という形の素敵なサービスです。
私にこのようなプロダクトが作れるか
この理想にどれだけ近づけるか考えているとき、ちょうどGDC 2022のセッションの記事が公開されたので読んでみました。
- 『Wordle』世界的ヒットした単語当てゲームの作者が明かす、セオリーを外れまくった開発の裏側【GDC 2022】 | ゲーム・エンタメ最新情報のファミ通.com
- [GDC 2022]大人気ゲーム「Wordle」はどのように生まれ,バズり,売られることになったのか?
これを読むと、やはり技術力というよりその他の要素が大事だと感じます。具体的には、言葉のゲームに強い興味があること、バズることを狙ったのではなく1人のパートナーを助けたいという想いから始まったことなどが挙げられます。
まずは強いモチベーションを持てるテーマを見つけることが必要そうです。結局、個人開発者いいアイデアがない問題にたどり着いてしまいました。
まとめ
Wordleは素敵なサービス!
おまけ
ちょうどWordleで50プレイしていたので今までの成績を見てみました。
寝る前のハミガキをしながら遊んでいて、1回目に入れる単語はいつもSLACK
です。まだファーストトライで当てたことはないんですがいつか当たるんだろうか、、